クロス業務 Cross-Functional Services

クロス業務

クロス業務とは

当社のクロス業務とは、測量・設計・点検・調査といった異なる技術領域を一体的に組み合わせて提供する業務体制を指します。
測量により取得した現地の正確な情報を起点として、設計や点検・調査へとシームレスに展開することで、各工程間の情報の分断を防ぎます。部門部門を越えて日常的に意見交換ができる風通しのよい環境のもと、「測量×設計」「測量×点検調査」を軸に、現地把握から計画・評価まで一貫して対応しています。

その魅力とは

クロス業務の魅力は、現地の情報をダイレクトに活かしながら、チームでより良い成果を生み出せる点にあります。

「測量×設計」においては、現地条件を正確に反映した整合性の高い設計が可能となり、手戻りの少ない効率的な業務を実現します。また「測量×点検調査」においては、地形や構造物の状況を踏まえた多角的な視点で点検・評価が可能となり、変状の把握精度や診断の信頼性向上につながります。

部門間で気軽に相談・連携できる環境が、品質向上と業務のしやすさを両立し、より価値の高い技術サービスにつながっています。

クロス業務に取り組む技術者

当社のクロス業務の
具体的な取り組みについて

以下に事例をご紹介します。

1. 測量 × 点検調査

[ 埋設位置調査 ]

〇見えない構造物を“見える化”する点検技術

《概要》
防火水槽の埋設位置や構造の詳細把握を目的として、3Dスキャナを活用した測量および点検調査を一体的に実施しました。

《課題》
・埋設された構造物の正確な位置や形状が不明確
・図面と現況に差異がある可能性
・掘削を伴わずに内部構造を把握する必要がある

《対応内容(クロス業務)》
地上および水槽内部において3Dスキャナによる点群データを取得し、それぞれのデータを統合することで、埋設された防火水槽の位置および躯体形状を三次元的に可視化しました。測量で取得した高精度な位置情報と、点検調査による内部情報を組み合わせることで、地中構造物の詳細な状況を非破壊で把握しました。

《成果》
・埋設構造物の正確な位置および形状の把握
・掘削を伴わない安全かつ効率的な調査の実現
・図面との整合確認による信頼性向上

3Dスキャナを使用した埋設位置調査

《クロス業務のポイント》
測量技術による位置情報と点検調査による内部情報を統合することで、通常は把握が困難な地中構造物を可視化し、精度の高い現況把握を実現しました。

3Dスキャナ画像
3Dスキャナ画像

2. 測量×設計

[ 道路改良 ]

〇現地状況の正確な把握により高精度な設計を実現

《概要》
既設道路の幅員が狭く、車両のすれ違いや歩行者の安全確保に課題があったため、道路改良に向けた測量および設計業務を一体的に実施しました。

《課題》
・現況道路の幅員不足
・見通しが悪く、交通安全上のリスクが高い
・既設構造物や地形条件による制約が多い

《対応内容(クロス業務)》
現地の状況を正確に把握するための測量を実施し、地形や既設構造物の位置関係を詳細に整理しました。その測量成果をもとに、道路線形の見直しや幅員確保の検討を行い、現地条件に適した設計を実施しました。測量から設計までを一体的に対応することで、現地との整合性を確保しながら効率的な計画立案を行いました。

《成果》
・安全性を考慮した道路線形の確保
・現地条件に適合した無理のない設計の実現
・手戻りの少ないスムーズな業務推進

道路改良に向けた現況地形と設計検討

《クロス業務のポイント》
測量により得られた現地データを設計へダイレクトに反映することで、現況とのズレを抑えた精度の高い設計を実現しました。

道路改良の検討資料